対象そのものより、対象を結ぶ変換とその合成に注目する数学です。1945年の誕生から、関手、自然変換、普遍性、随伴、現代の応用までを順序立ててたどります。
圏論が何を問題にし、どのような必要から生まれたのかをつかみます。
構造を保つ翻訳と、その翻訳同士を比較する考え方へ進みます。
プログラミングや論理の中で、圏論の構造がどのように働くかを確かめます。
圏論が明らかにする範囲と、抽象化によって見えなくなるものを考えます。
「もの」ではなく「関係の形」を見る数学
「もの」から「関係」へ視線を移す数学
圏論の対象・射・合成・恒等射
世界ごとに変わる圏論の矢印
圏論の「つなげられる操作」
矢印の図が表す「二つの道順の一致」
矢印を逆にすると積と余積が入れ替わる理由
対象を、そこへ出入りする射から調べる
圏論の橋渡しを支える二つの条件
可換図式でわかる圏論の自然性
関手を一つの対象で表すという発想
対象が射の全体から特徴づけられる理由
積・余積・自由対象を貫く圏論の発想
積・等化子・引き戻しを一つにまとめる普遍性
自由関手と忘却関手を結ぶ圏論の原理
型・副作用・証明を結ぶ合成の法則
スキーマとデータ移行を関手で捉える
部品の接続から全体を組み立てる
並列と接続を描いて考える数学
計算をつなぐ規則として理解する
「すべてはつながる」という誤解と数学の射程
矢印・合成・普遍性をどう捉えるか