イスパニョーラ島ではなぜ近い町でも雨量が違うのか 山脈と貿易風の影響
イスパニョーラ島は、東のドミニカ共和国と西のハイチに分かれています。ところが雨の分布は、その国境で二つに分かれるわけではありません。
国境、海、国際制度、地域の成り立ちから、世界の関係を具体的に整理します。
イスパニョーラ島は、東のドミニカ共和国と西のハイチに分かれています。ところが雨の分布は、その国境で二つに分かれるわけではありません。
プエルトリコの北の海には、深さ8,000メートルを超えるプエルトリコ海溝があります。大西洋で最も深い海域ですが、近くの島が巨大な火山列としてそびえているわけではありません。
キューバ西部のビニャーレス谷では、平らな畑の中から、丸い頂上を持つ岩山が急に立ち上がります。裾野を長く引く山脈とは違い、緑の平地に岩の島が置かれたような景観です。
カリブ海の東側では、小さな島々が南北に弧を描いて並んでいます。その列には火山のある険しい島もあれば、石灰岩の台地が広がる島もあり、一つの方法でできた島々には見えません。
バハマの衛星写真では、小さな島々よりも、その周囲に広がる水色の海が目立ちます。しかも、水色は海岸から均等に薄まるのではなく、ある場所で急に濃い青へ切り替わっています。
ベリーズ沖の明るい青緑色の海に、丸く切り抜いたような濃紺の穴があります。直径はおよそ300メートル、深さは約120メートル。
中央アメリカは太平洋とカリブ海に挟まれた細長い陸地です。それなのに、火山は両側の海岸へ均等には並ばず、グアテマラからコスタリカにかけて、主に太平洋寄りに連なっています。
コスタリカで「雨の少ない季節」を調べると、太平洋側とカリブ海側で、同じ月の説明が食い違うことがあります。国土が海を挟むほど広いわけでもないのに、一方で雨が弱まる時期に、もう一方では雨が多くなるのです。
メキシコ西部には、細長いバハ・カリフォルニア半島が、本土に沿うように延びています。その間を満たすカリフォルニア湾は、川が深い谷を掘り、そこへ海水が入っただけの湾ではありません。
メキシコシティは北緯約19度。緯度だけなら、日本の南西諸島よりも赤道に近い都市です。