ニューヨークはなぜ大きな港になったのか ハドソン川と内陸へ続く水路
ニューヨークの繁栄を高層ビルから眺めると、港の存在は背景に退いてしまいがちです。しかし、この都市を大きくした地理的な条件は、海から入れる湾と、その奥から内陸へ延びるハドソン川にありました。
ニューヨークの繁栄を高層ビルから眺めると、港の存在は背景に退いてしまいがちです。しかし、この都市を大きくした地理的な条件は、海から入れる湾と、その奥から内陸へ延びるハドソン川にありました。
フロリダ半島は長く海へ突き出していますが、日本列島のように中央を高い山脈が走っているわけではありません。低い土地が広く続くのは、半島の土台が、浅い海で長く積み重なった石灰岩などの厚い層だからです。
カリフォルニアの夏といえば強い日差しを想像しがちですが、サンフランシスコの海沿いでは、夏でも冷たい風が吹き、低い雲や霧が街を覆うことがあります。同じ日の内陸は暑いのに、海岸では上着が恋しくなるほど。
アメリカ西部、ユタ州にあるグレートソルト湖は、海から遠く離れているのに塩辛い湖です。しかも、その塩分は湖全体で一様ではなく、南と北で大きく違います。
デスバレー国立公園のバッドウォーター盆地は、海面より約86メートル低い、北アメリカで最も低い地点です。谷底から近くの山腹を見上げると、ずっと高い位置に海面の高さを示す標識があります。
三角州という名前から、河口に広がる三角形の土地を思い浮かべるかもしれません。ところがミシシッピ川の河口は、細い陸地が海へ何本も伸び、鳥が指を開いたような姿です。
ロッキー山脈の東には、地平線まで続くようなグレートプレーンズが広がっています。これほど広い土地が平らなら、かつて海底だったのではないか。
ミシシッピ川の下流を上空から見ると、川が大きく曲がり、すぐそばには三日月形の湖が点在しています。流れている水は南の海へ向かっているのに、なぜ川は何度も遠回りするのでしょうか。
北米大陸の東を走るアパラチア山脈には、丸みを帯びた峰と長く続く尾根が目立ちます。西のロッキー山脈の険しい姿と比べれば、「古い山なので削られた」という説明はもっともらしく聞こえるでしょう。
アメリカ西部を横断する地図を見ると、太平洋の海岸からロッキー山脈までには、さらに別の山地や盆地が広がっています。プレートの境界で大地が押し合って山になるのなら、なぜ山脈はこれほど内陸まで入り込んでいるのでしょうか。