ボルガ川はどこへ流れるのか 外洋につながらないカスピ海と分水界
ヨーロッパの大河ボルガ川は、カスピ海へ流れ込みます。ところが、カスピ海は名前に「海」が付いていても、大西洋やインド洋へ自然の水路でつながる海ではありません。
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ヨーロッパの大河ボルガ川は、カスピ海へ流れ込みます。ところが、カスピ海は名前に「海」が付いていても、大西洋やインド洋へ自然の水路でつながる海ではありません。
北ドイツからポーランド方面へは、アルプスのような高山を越えずに広い低地が続きます。しかし、その平野を細かく見ると、丘の列、砂地、湖、幅広い川の谷が入り組んでいます。
ハンガリーの大平原を眺めても、足元にかつて広い湖があったとは気付きにくいでしょう。周囲にはアルプスやカルパチア山脈などがあるのに、その内側には見渡す限りの低地が広がっています。
イベリア半島をヨーロッパ本土につなぐ場所には、ピレネー山脈が横たわっています。地図を見ると、まるで半島の付け根に山の壁を置いたような配置です。
スペインと聞いて、強い日差しと乾いた大地を思い浮かべる人は多いでしょう。ところが北岸には緑の牧草地が広がり、北西部の山地には多くの雨が降ります。
スペインの内陸には、見渡す限り畑が続く場所があります。平らに見えるため海に近い低地を想像しがちですが、その土地が海抜数百メートルの高さにあることは珍しくありません。
イスタンブールのボスポラス海峡で、海面近くの水が向かうのは南のマルマラ海です。ところが深い層の行き先は、北の黒海。
黒海には魚が泳ぎ、沿岸には港町があります。それでも深い場所へ進むと、溶けている酸素がほとんどない水が広がります。
ギリシャとトルコの間にあるエーゲ海は、海面のあちこちに島が顔を出しています。サントリーニ島のような火山島が有名なため、噴火でできた島々が集まる海と思うかもしれません。
クロアチアのプリトヴィツェ湖群では、高さの違う湖が滝でつながり、水が階段を下りるように流れます。山崩れの岩や人造の堤防が、谷を何段にも区切っているのでしょうか。